杉原輝雄の訃報から5日後の1月2日、青木功やジャンボ尾崎らの師匠としても知られる林由郎が89歳で死去。「我孫子一門」と呼ばれる弟子たちが師匠を偲んだ。
青木功は「いろいろ考えていることがあるけど、言葉にならないよ。オヤジ(林)に会わなかったら、いまのオレはなかった。林さんがゴルフ界にまいた種を育てるのも私たちの役目」と話し、告別式では「父ちゃんがいなくなってすごく寂しくなった。天国の1番ティで待っていてくれ」と呼びかけた。
ジャンボ尾崎は、プロ野球から転身して師事。「九州から習志野に行って45年、いろいろあった。ありがとう、しかない」と振り返り、「杉原さんに続いて偉大な方が亡くなり、寂しい限り」と話した。
中嶋常幸は83年のサントリーオープンで競技委員長の林から「優勝、中嶋ツネキチ」と間違ってコールされたことがある。「以降、会うたびに『ごめんな』といわれた」という。「すごく優しい先輩でした」10歳から指導を受けた福嶋晃子は訃報を聞いてから泣きっぱなしだったという。「母に連れられ10歳のときに初めてお会いしてから28年。ゴルフをイチから指導していただいたので、思い出だらけです。本当に優しいおじいちゃんでした。プロゴルファーとして、人としていろいろなことを教わった」
戒名は「球山由徹信士」。棺には日本オープンのチャンピオンブレザーも納められた。
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