兵庫県上郡町のゴルフ場の会員に対し、「(その)ゴルフ場が閉鎖することになった。ついては……」といった虚偽の内容の不審電話が相次いだ。目的は不明だが、ゴルフ場側は「振り込め詐欺」につながる恐れもあると判断、すぐに警察に相談するなどの対策をとった。
ゴルフ場の支配人に話を聞いた。
会員のもとにかかってきた不審電話は、どれも若い男からで、内容は「ゴルフ場が閉鎖されることになった。預託金240万円程度が返還される。ついては、救済時斡旋センター(架空の団体)があるので、その代理人に連絡してほしい」として、ある電話番号への連絡を促すもの。
少なくとも6名の会員にこの不審電話があった。そこでゴルフ場は所轄の相生署に相談。同署は、振り込め詐欺や偽計業務妨害の疑いがあるとみて調べ始めた。
現在のところ、それ以上の被害や新たな不審電話の報告はないそうだが、ゴルフ場側では「会員名簿を入手して連絡しているようなので、不審な内容の連絡があれば、まず私どもへ確認してください」と、全会員にダイレクトメールを送付するなど、注意を呼びかけた。
このため同ゴルフ場では事態が進行することはなさそうだが、今後、他のゴルフ場で同様の、もしくはさらに巧妙な手口が使われる可能性はある。ゴルファーの皆さん、ご注意を!
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