ビジェイ・シン(48)は米ツアーで最もゴルフに妥協のない、ある面では、融通の利かない“偏屈な”プレーヤーともいわれる。そのため昔からツアー仲間とのケンカが絶えないのだが、先日のソニーオープンでは、なんと現在「ツアーナンバーワンのトラブルメーカー」こと、ローリー・サバティーニ(35)と激しくやりやった。
ことの発端は同じ組でラウンドしたソニーオープンの3日目の1番ホール。シンが2メートル弱のパーパットを外した瞬間、サバティーニのキャディ、ミック・ドーランを怒鳴りつけた。パッティングを打とうとした瞬間、ドーランが動いたというのだ。
これには当然、ボスのサバティーニが反論する。「ミックはマナー違反になるようなことはしていないぜ」それから、二人の間で激しい口論が始まった。目撃したボランティアスタッフは「これまで見たことないくらいの大声でやりやっていた」と証言している。
痩せたとはいえ巨漢のシンに詰め寄られたら、普通はビビるところだが、サバティーニも負けてはいない。昨年のチューリッヒクラシックでも同組のショーン・オヘアを「プレーが遅いぞ!」と怒鳴りつけるなど、しばしば騒動を起こしている。
「ちょっとした誤解だ。僕らはいつもクールさ」(シン)。「ビジェイは、ミックと話をして問題を解決すべきだ」(サバティーニ)と後に冷静に語った二人だが、周囲は今後の展開に冷や冷やしているようだ。
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