欧州ツアー第4戦、アブダビHSBC選手権(アブダビGC)は、タイガー・ウッズ、ローリー・マクロイ、トーマス・ビヨーン、グレーム・マクダウェルら大物が上位にきて話題を呼んだ(優勝は英国のロバート・ロック)。
なかでもマクダウェルの“壁打ちバーディ”は話題に華をそえた。3日目の最終ホール・パー5。“Gマック”ことマクダウェルの3打目、バンカーからのホームランしたボールがギャラリー観覧席の壁を直撃。跳ね返ったボールがなんとピンハイ2メートルについて、ヤンヤの歓声。それを難なく沈めて、首位に3打差の追撃体勢が整ったのである。
超ラッキーなマクダウェルは、その日12番パー3ではホールインワンも達成している。結局はタイガーと並び3位タイで終わり、“ダブルスーパーショット”を勝利に結びつけることはできなかった。
壁打ちといえば、思い出されるのが74年全英オープン(ロイヤルリザム&セントアンズ)でのゲーリー・プレーヤーだ。
最終日18番、クラブハウスの壁にくっついたボールを左打ちで、目の前の壁に当て、ビリヤードの要領で見事オン。全英3回目の勝利に大貢献するスーパーショットだった。
同じく、10年セントアンドリュースでの全英オープン17番ロードホール。ミゲル・A・ヒメネスは石壁に跳ね返らせてオンさせ、ギャラリーの喝采を浴びた。残念ながらマクダウェル同様、ヒメネスもこのショットを優勝に結びつけることはできなかった。
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