日本男子ツアー(JGTO)が、今季25試合(昨季も25試合)の賞金総額を発表した。
年間賞金総額は前年と比べ2000万円アップの33億5000万円。ただし1月23日の太平洋クラブの民事再生法適用申請によって、三井住友VISA太平洋マスターズ開催を危ぶむ声が上がっている。
「ですから、総額33億5000万円というのは現状」と、会見した小泉直会長の歯切れも今ひとつ悪い。
また、開幕3週前の3月22日~25日にはインドネシアオープン(インドネシア、エメラルドゴルフ&CC)をワンアジアツアーと共催することも発表。日本ツアーからの50人の出場選手枠を確保した。
この試合は、決定が遅かったため今季の賞金ランキングには加算されないが、3年契約なので今後、加算競技となる可能性がある。もちろん世界ランキングのポイント対象にはなる。
同大会以外にも、アジアツアーとの共催に向けた話し合いも継続しており「アジア、ワンアジア、欧州ツアーなどとはどんどん一緒にやっていく方向」(小泉会長)と、アジアに目を向けることも明かした。
ただ、ワンアジアとアジアツアーの関係は複雑。JGTOは「どちらとも上手に付き合っていきたい」というものの日本がワンアジアと共催することで、アジアツアーとの関係は今後さらに複雑化しかねない。
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