ツアー6勝の金子柱憲が早大大学院スポーツ研究科の卒業を間近に控えている。修士論文は「日本における新たなトーナメントモデルの提案」だというが、さて、中身はどんな?
昨年、同校トップスポーツマネジメントコースに入学した金子は「新しいトーナメントの可能性を考えて」ゴルフ業界関係者6人に詳細なインタビューを実施。さらに、プロ、アマ双方のゴルファーにアンケートで広く意見を求め、論文を作成。1月末には担当の平田竹男教授らから論文の公開審査会と口頭試問を受けた。
シニア入りの年に「将来を考えたらゴルフに携わっていきたい気持ちが強かった。フロントのことも勉強しなければ」と、入学を決意。プロ、ジュニア、一般アマが一緒にプレーする米チャンピオンズツアーのファーストティオープンや、地域密着型に成功した日本ツアーのとおとうみ浜松オープンなどを参考に研究し、新たな提案を行った。
「大変だったけど本当に充実した一年でした」と、振り返る金子。この論文をベースにした新大会の実現を夢見ているという。
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