日本ゴルフツアー機構(JGTO)の次期会長がNHK元会長の海老沢勝二氏となることが濃厚になった。
15日に行われた理事会で、現会長の小泉直氏が健康上の問題などを理由に退任を正式に発表。これに伴い、新会長として最有力なのが、倉本昌弘選手会長が強力に推す現理事の海老沢氏だ。
同氏はNHK会長時代、BS放送でPGAツアー中継を始めた実績がある。また、大相撲の横綱審議委員長など40以上の肩書きを持つ。倉本は、海老沢氏の海外でのパイプの太さ、政財界への幅広い人脈を知っており、それゆえ会長として担ぎ出したようだ。
新会長は3月6日に行われる総会終了後の理事会で互選によって決定するが「反対する理事がいるとは思えない」(倉本)という状況で、海老沢氏の就任はほぼ確定の模様。
99年に発足したJGTOだが、昨今景気も低迷し、ツアーがおかれている状況は甘くない。石川遼に頼り切っているのが現状だけに、NHK時代に見せた海老沢氏のリーダーシップにすがりたいようだが、彼ももう77歳。果たしてうまくいくかどうか。注目が集まる。
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