日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)とメルセデス・ベンツがオフィシャルパートナー契約を結び、米女子の「ロレックス女子ゴルフランキング」のように「メルセデス・ランキング」を設け「LPGAメルセデス最優秀選手賞」(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)を新設する。
メルセデス・ランキングは、日本女子ツアー競技を対象に、各大会の上位20名に、順位に応じたポイントを加算。メジャー大会はポイントが2倍、メジャー以外の4日間競技は1.5倍になる。ほかにも順位にかかわらず、出場ラウンド数がポイントとして加算される。
メジャーや4日間競技のほかは試合ごとの獲得ポイントに差がないため、出場試合数、上位入賞回数が純粋にランキングに反映されるのが特徴だ。
別表でもわかるように、11年の成績でいうと、賞金ランキング1位はアン・ソンジュだったが、メルセデス・ランキングの1位はイ・チヒになる。というのは昨年賞金女王のアンは4勝しているが、年間21試合しか出場しなかったため。
イ・チヒは26試合出場で、メジャー4大会のうち3大会でトップ10フィニッシュ(8位、4位、3位)。同3位の横峯さくらは28試合と出場試合が多いうえ、予選落ちゼロで、ポイントが高かった。
このようにメルセデス・ランキングは年間出場試合数の多い“勤労プロ”に優位に働くので、日本人選手向きかもしれない。
ランキングは週刊ゴルフダイジェスト誌ツアーマニアのほか、各トーナメント終了後にLPGA公式ホームページやメルセデス・ベンツ公式フェイスブックページで見ることができる。
【関連記事】
2012/ 2/ 7 関西オープンとカシオは同格。世界のトーナメントには「格」がある
2011/12/13 100万ドル突破の賞金ランク8位もわずか1勝。中くらいなり藍の2011年
2011/ 8/ 2 韓国・金で日本が銀…世界ランク上位者数の話です
|