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ホテル、ゴルフ場などをもつ総合リゾート施設がフェニックスシーガイアリゾートだ
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セガサミーホールディングスは23日、フェニックスリゾート(宮崎市)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。
フェニックスリゾートは88年に宮崎県などが第三セクターとして設立したが、01年に破綻。その後、アメリカの投資会社、現在のRHJインターナショナル(旧リップルウッド)が経営を引き継いたが、3月までに全株式をセガサミーホールディングスが4億円で取得し、さらに54億円余りをフェニックスリゾートに貸し付け、RHJなどへの借入返済に当てさせることとなった。
フェニックスリゾートは、男子ツアー「ダンロップフェニックス」の舞台としてもおなじみのフェニックスCCとトム・ワトソンGCをもつ。セガサミーはパチンコなどの遊技機事業が柱だが、今後は「複合型リゾート施設」の運営を目指しているといい、「施設の計画について具体的なことはこれからだが、フェニックスリゾートの運営から学び、ノウハウを蓄積したい」(同社広報・小峰広将氏)という。
パチンコとゴルフといえば、昨年、パチンコメーカーの平和がゴルフ場運営大手、パシフィックゴルフマネージメント(PGM)の筆頭株主になったことが思い出される。男子ツアーを開催するザ・ノースカントリーGC(北海道)も所有するセガサミー。しかし、平和のように数多くのゴルフ場を経営するつもりはないというのが現状のようだ。
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