週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/10号
2012/4/2更新

マクロイ20日天下。
ルークが世界一に返り咲いた


やっぱりオレが1位ダー!

 ルーク・ドナルドがトランジションズ選手権で逆転優勝を飾り、ローリー・マクロイに奪われていた世界ランキング1位の座を3週間ぶりに奪還した。

「(1位から陥落したことは)それほど気にしていなかった。でもマスコミのなかには去年の僕の活躍がまぐれとまではいわなくても、そんなにうまいことが続くわけはないだろうという人たちが多かったので、そういう連中の考えが間違いだっていうことを証明できてよかった」とナンバーワンに返り咲いたドナルドは語る。

 ベストテン率8割を誇り、欧米両ツアーで賞金王に輝いた昨年に比べ、今年は初戦のアブダビ(欧州)から低調なゴルフを繰り返し、アクセンチュアマッチプレーではアーニー・エルスと対戦して1回戦敗退。序盤戦はまったくよいところが見当たらなかった。

 しかし先々週のキャデラックで6位タイをマークすると、その翌週のトランジションズで4人のプレーオフを制して逆転V。

「マスターズを最高の形で迎えることができる」と満面の笑みで悲願のメジャー獲りに照準を合わせた。

 プレーオフでは他の3人がティショットでフェアウェイをキープするなか、ドナルドだけがラフにつかまる不利な条件からピンそば2メートル強にピタリ。「ここ数年はパッティングのランキングで僕が1位を守ってきた。こんなの外すわけがない」と自らに言い聞かせ、ウィニングパットを決めたのだとか。

 年下のライバル、マクロイに対しては「世界ランク1位になって見えた景色を堪能し、彼もきっと味をしめたはず。これからは、ますます熾烈なナンバーワン争いになるだろうね」と余裕の微笑み。マスターズ前は2週間試合に出ず、マクロイと一緒に練習に没頭するのだそうだ。

「マスコミの注目はマクロイとタイガーが一手に引き受けてくれるはず。僕は地味で注目されないぶん、ゴルフに集中できる(笑)」

 悲願のメジャー獲りの行方やいかに?

 
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