週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/24号
2012/4/16更新

不動、上田、古閑、有村、笠…
なんで、こぎゃんに強かと?火の国オンナの気質の秘密




 ヤマハレディースで、熊本県出身の笠りつ子が逆転優勝し、プロ2勝目を挙げた。これまでの「火の国女子プロ」の活躍をたどってみた。

「古閑(美保)先輩が最後に優勝した大会なので、どうしても勝ちたかった」と話した笠。古閑は笠と同郷で、坂田塾(坂田信弘主宰)で同じ釜の飯を食った先輩だ。

 古閑以外にも、熊本出身のトップ女子プロは多い。賞金女王を振り返っても00年から05年まで6年連続で不動裕理。07年が上田桃子、08年が古閑。それ以来、賞金女王は途切れているが、今回の笠の優勝で可能性が出てきた。

 強さの理由として、坂田塾や清元塾など傑出した指導者、ジュニアゴルファーに門戸を開くフィールドがあるのだろうが、熊本女性の「気の強さ」を挙げる人も多い。

 例えば上田。タイで合宿中、坂田塾長の指示で小5の上田と小6の男子がペアを組んで、記者2人とマッチをしたことがあった。結局15番で記者チームの負けが決まったのだが、その際、上田はペアの男子に一打一打指示を出していた。その気の強さはまったく変わらないというのが、周囲の意見だ。

 笠も負けてはいない。中3で出た試合の練習場でのこと。不動裕理が“指定のボール”を巡って注意すると、時の女王に一歩も引かずに睨みあったというのだ。これは坂田が明かしたエピソード。

「男性は肥後もっこすで頑固、情に篤(あつ)い。女性も、気が強く情熱的。自立志向がことのほか強い」というのが熊本の県民性だ。

 熊本出身では、女王経験はないが有村知恵もいる。笠とともに、かつての指定席の座を強敵、韓国勢から取り戻してほしいというファンは多いはずだ。

 
【関連記事】
2012/ 4/10 えっ、桃子が米アリゾナから緊急帰国。大丈夫なの?
2012/ 3/20 手首のケガで開幕欠場の有村。そんなにひどいの?
2012/ 2/14 今年もダルと合宿敢行!引退の古閑はダイエット中、6キロ減

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です