週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/1号
2012/4/23更新

ネット申し込み
新パトロンの影響で土産物屋が大混雑


人波とはこういう様子をいうのだ

 今年のマスターズも例年どおり大勢のパトロン(ギャラリー)が訪れていたが、その観客たちの“顔”が今年はちょっと変わっていたのだ。

 これまでマスターズの本戦チケットは一般には販売されておらず、一度パトロンとなった人に優先的に売られ、新たにパトロンになりたい場合はウェーティングリストに登録する(登録は30年間以上されていない)。

 それが「今年は練習ラウンドのバッジ(チケット)すべてと本戦の一部のバッジをインターネット(masters.com)で販売した。来年のぶんも5月1日から受けつける予定だ」(ビリー・ペイン/マスターズ委員会チェアマン)と、約80年ぶりに一般に公募されたのだ。

 委員会としては、閉鎖的なイメージを払拭し、以前、自殺者まで出したダフ屋問題を解決しようと目論んでいたようだ。しかしネットによって申し込んだ新しいパトロンの誕生に伴い、マナー知らずの“とんでもパトロン”が登場するのではという新たな懸念も発生。 そこで、委員会は警備を強化。入場の際の手荷物チェックも空港以上の厳重さで、カメラ、携帯電話の類も一切、持ち込み禁止。ふたを開けてみれば、最終日にバンカーの砂を甲子園の砂よろしく持ち帰ろうとした40歳の男が逮捕されたのと、「フィル、あなたの子どもがほしい」などといった、選手に対する下品な野次が飛び交ったくらいで、大きなトラブルはなかった。

 1日約3万5000枚のチケットに対これまでマスターズの本戦チケットは一般には販売されておらず、一度パトロンとなった人に優先的に売られ、新たにパトロンになりたい場合はウェーティングリストに登録する(登録は30年間以上されていない)。それが「今年は練習ラウンドのバッジ(チケット)すべてと本戦の一部のバッジをインターネット(masters.com)で販今年のマスターズも例年どおり大勢のパトロン(ギャラリー)が訪れていたが、その観客たちの“顔”が今年はちょっと変わっていたのだ。して、どれくらいの数がネットで売られているかは明らかではないが、練習日初日の月曜日には、新パトロンが開門と同時に土産ショップに殺到し、日本の満員電車並みの大混雑だった(本選では混雑解消)。

 来年ぶんは5月1日に発売開始。このネット販売システムが今後も続くとは限らない。いまのうちに応募してみる?

 
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