今夏の電力不足が問題視されてきているが、ゴルフ場にとっても頭の痛い話。そのため、停電などに備えて移動式の小型バッテリーが普及しているという。
「3・11の時、茨城県のコースの大半が停電したのですが、困ったのが電子ロッカーとセーフティボックスが開かなくなったこと。財布・カード、車のキー、携帯などが出せず大混乱でした」(ワンウェイGC)
そこで移動式バッテリーの登場だ。ソニー、日立工機、パナソニック、東芝ほか、価格的に目を引くのは中堅商社の加治貿易が販売する移動型蓄電池。
戸塚CCの的場崇総支配人によると、「2台購入しました。うちの場合、住宅に隣接しており、災害避難場所に指定されています。避難場所の照明確保のために、容量のあるものが必要ですから」多摩のよみうりCCも同様の理由で購入したという。
避難場所に指定されることの多いゴルフ場。独自の防災対策で災害時には地域の“強い味方”になってくれそうだ。
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