週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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若林、4年ぶりの優勝のカゲに
酒と綾子の金言あり

麻衣子の笑顔のカゲに綾子アリ。ちなみに指輪は優勝の副賞だ

　若林舞衣子が西陣レディスでツアー2勝目。4年ぶりの優勝の陰には、昨年11月のエリエールから師事した岡本綾子のアドバイスがあった。

　世界ジュニアに17歳で優勝した若林は、07年にプロテスト合格し、鳴り物入りでデビュー。翌年のSANKYOレディスで初優勝を飾り、2勝目もすんなりいくかと思われた。しかし、そこから苦しいツアー生活が始まる。昨年は賞金ランク53位で、シード圏外（永久シードの不動裕理を除く51位までが圏内）に。しかし、想定外の古閑美保、米山みどりの引退により、滑り込みでシードに入ることができた。

　もともと若林は、岡本と師弟関係にある服部真夕と親友で、それまでも森田理香子や青山加織ら“チーム岡本”と行動を共にすることが多かった。直接岡本と話す機会もあったが、師弟関係になってからの岡本の言葉は、長いスランプに悩む若林にとって、どれもが金言となったようだ。

　アドレスに悩んでいても、「ゴルフなんてそんなものよ」と岡本に言われれば「そんなもんなんだ」と納得できたし、結果が出なくても「焦りは禁物」と言われたら、安心できた。

　さらに、左党で知られる岡本と師弟を超えた“酒友”の関係も築くことができた。酒どころ新潟生まれの若林は酒が強く、チーム岡本のなかで岡本の酒につき合えるのは若林だけ。

　優勝して「祝杯はシャンパン」と語った若林。師匠と交わした一杯は格別だったろう。

　
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