週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 5/22号
2012/5/14更新

4カ月で3勝!
欧州を席巻する23歳、南アのグレイス

 昨年ヨーロッパでQスクール(プロテスト)に受かったばかりの23歳のルーキーが早くも3勝目を挙げた。マスターズで優勝争いを演じたルーイー・ウェストハイゼンと同じ南アフリカ出身のブランデン・グレイスがその人。

 つい最近まで、アーニー・エルスとレティーフ・グーセンの両全米オープンチャンピオンが南ア代表として取り上げられていたが、世代交代が順調に進み、ウェストハイゼンや昨年のマスターズ覇者のシャール・シュワーツェルら20代の選手たちが活躍するようになってきた。

 そんななか、先の欧州ツアー、ボルボ中国オープン(4月19~22日)でエルスのアカデミー出身のグレイスがルーキーとしてはツアー史上2人目となるシーズン3勝目を達成した。

「1勝できただけでも信じられないのに、まだ5月にもなっていないこの時期に3勝目だなんて、まるで夢を見ているみたいだ」と本人は初々しいことをいうが、エルスもグーセンもルーキーイヤーには1勝もできなかった。しかも2人の欧州ツアーでの年間最多勝利数は「3」。つまりグレイスは偉大な先輩たちの記録にわずか4カ月で並んでしまったのだ。

 世界ランクは今回の優勝で66位まで上がり、「信じられない」を連発しながら、勢いに乗ったグレイスは「もっと勝ちたい。メジャーでも活躍したい」と前を向く。

 世界ランク1位のローリー・マクロイ(北アイルランド)やリッキー・ファウラー(米)と同い年のグレイスが、今季世界のメジャーシーンで台風の目になる可能性は大、だ。

 
【関連記事】
2012/ 5/ 8 マスターズで負けたほうのウェストハイゼン。翌週、欧州ツアーでくたくた優勝
2012/ 4/24 ホストはシュワちゃん。今年のチャンピオンズディナーはどうだった?
2012/ 4/17 世界で遼だけ特別待遇エルスももらえなかったマスターズ特別招待

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です