プロデビュー3年目のリッキー・ファウラー(23)がウェルズファーゴ選手権で米ツアー初優勝。世界ランクは24位に上昇した。ファウラーといえば、ローリー・マクロイ(23)、石川遼(20)とともに次世代のツアーを担う「3R」の一角。人気先行の感があったが、ようやく頭角を現した。
名前の頭文字がちょうど同じ「R」のこの3人。年代も同じため、米ツアーで数年前から「3R」と呼ばれるようになった。3Rのうち、マクロイは2年前の米ツアー初V以来、全米オープンでメジャーを制し、世界ランク1位にもなった。
ファウラーは、2年前、奇しくもマクロイが米ツアー初Vを飾ったのと同じ試合で優勝、片目を開けた。
一方、日本ツアーながら9勝を挙げ、09年には最年少賞金王にも輝いた石川だが、最近は「3R」の一角を担うだけの迫力に欠けている。
今回マクロイとのプレーオフを制したファウラーは「ローリー(マクロイ)とはこれから長い期間、ライバル関係を築いていきたい。ゴルファーとしてお互い尊敬し合っている者同士、レベルの高い舞台でしのぎを削っていきたい」とコメント。ふたりが“永遠のライバル”であることを強調した。
ライバルに水をあけられた格好の石川は、プエルトリコで2位に入り、米ツアーの特別一時会員の権利を得て、夏場の米ツアー連戦で来季のシード権獲得を目指す。マクロイやファウラーに「リョウは強力なライバル」といわしめるような“Rの名を持つ者”としての活躍を期待したい。
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