レジェンドチャリティプロアマ(5月6~7日、麻倉GC)が今年もプロ、一般アマ、著名人を集めて行われた。プロの部優勝は池田勇太(著名人の部は中井貴一)だったが、その池田の優勝スコアを上回ったアマチュアがいた。松山英樹だ。しかし、松山の名前はどの部門にも記載されなかった。
この大会は青木功、王貞治、日野皓正の3人が大会実行委員を務め、「ゴルフを通じて社会貢献を」という主旨で行われている(今回は1億3千万円を東日本大震災復興へ寄付)。そこで、芸能界などの人気者、著名人を集めて寄付金を募りやすい大会形式にしているわけだ。しかし松山はプロ、一般アマ、著名人3部門のどれにも当てはまらず、“ゲスト”扱いとなった。
結果的に松山のスコアは67、65で池田の優勝スコア10アンダーに2ストローク差をつけて12アンダー。TV解説した羽川豊は「トップから切り返すとき、打つ体勢ができるまでの“間(ま)”が絶妙。これは単にゆっくりというだけでは作れない」とベタ誉め。「間のないゴルフは間抜け」(棚網良平)といわれるほど、スウィングにとって切り返しは最重要ポイント。松山は、その点では言うことナシなのだ。
ライバル石川遼(4アンダー・11位タイ)にも8打という大差をつけ、全米オープン出場のための日本地区最終予選(5月21日、レイク浜松CC)に松山はのぞむ。
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