開催コースを昨年の福岡センチュリーGCから福岡CC和白Cに移して開催されたフンドーキンレディス(5月11~13日)。このコース変更に、選手やコース近隣の住民からクレームが寄せられたという。なぜ?
福岡センチュリーは昨年6月に民事再生を申請。それに伴い、フンドーキンは開催コースの変更を余儀なくされた。
女子ツアー開催コースともなれば集客増が見込めるため、手を挙げるコースは多い。そんななか、急きょ決まった福岡・和白は、昭和27年開場の歴史あるコースで人気も高い。福岡市中心部から車で20分、電車で15分程度と立地もいい。
しかし、名門コースにありがちだが、コース周辺は完全な住宅街。車の往来が難しく駐車場も確保できないため、大会へのアクセスはギャラリーバスに制限された。バスの乗降場はコースから1キロ以上離れていて、朝6時ぐらいから夕方まで、ギャラリーが民家の前を練り歩く格好となる。3日間で1万8000人以上も詰めかけたため、周辺住民からの不満が出たようだ。
また選手の練習場は、200ヤード以上飛ばすとボールがネットを越えて民家に入るため、クラブ使用を制限された。そのため、ドライバーやスプーンを練習する選手は特設の鳥カゴ練習場を使用。ドライバーショットのチェックができないため、一部の選手から不満が出た。
ちなみに、来年の開催コースは、正式決定していないという。
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