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「阪神より強い！」
谷口徹含め、全米オープンに遼、藤田、高山ら7人が出場決定

　5月21日、静岡のレイク浜松CCで全米オープン出場権をかけた最終予選会（6月14日～、オリンピックC）が行われ、参加40選手のなかから6人が全米切符を手にした。同じ日、予選会には出ず、世界ランクで同大会出場を目指していた石川遼も無事、出場が決まった。

　予選会を勝ち抜いたのはブレンダン・ジョーンズ、谷口徹、藤田寛之、高山忠洋、J・B・パク、ドンファンの6人。

　首位通過は10アンダーのジョーンズで2位は7アンダー谷口。残り4人の枠を5人のプレーオフで争い、リャン・ウェンチョンが脱落した。同予選会に4回参加しすべて通過している谷口は、「勝率10割。阪神より強い」と胸を張った。6年ぶり2度目の全米オープン出場となる高山は「下馬評は一番低いかもしれないが、期待を背負って頑張ります」と、気を引き締めていた。

　一方、石川遼は予選ではなく世界ランク60位以内の資格での出場を目指し、59位でギリギリ圏内に入った。予選会の日に、今シーズン3度目となる米ツアー転戦のため渡米。最大の目標として掲げているのは、米ツアーのシード権確保だ。

　米ツアーはツアーメンバー外の選手には12試合（推薦は7試合）という出場制限を課しているが、石川は今季米ツアー8試合に出て前年度の賞金ランク150位を上回る約60万ドルを獲得したため、制限が解除されるスペシャルテンポラリーメンバー（STM）の資格を得ている。

　賞金シードに入れるランク125位の獲得賞金額は年度によって変動するものの、70～80万ドルが一応の目安。今回の渡米でそれを上回る金額を上積みしたいというのが石川の目論見だ。

　
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