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ビッグイージーは藤田と同い年
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おっとりとした物腰と温厚な性格から「ビッグイージー」の愛称で知られるアーニー・エルス。そんな彼がコースセッティングにクレームをつけ、罰金を課せられる騒動が起こった。
欧州ツアーのBMW選手権は英国の名門ウェントワースで5月最終週に開催された。ルーク・ドナルドが優勝を飾るなか、エルスがコースコンディションにぶち切れ、公然とツアーを批判し大騒ぎに。
「初日から強風が吹き続け、グリーンがカラカラに乾燥している。硬いうえに乾いているからいくらよいショットを打ってもボールが止まらない。競技委員に何回も『グリーンにもっと水を撒くべき』と進言したが、聞く耳を持ってもらえなかった。ホールによってグリーンの硬さと速さにばらつきがあるし、こんなコンディションじゃ、やってられない!」と第3ラウンド終了後にまくしたてたエルス。
実際、この日は9人が80台を叩き、60台はドナルドら3人だけ。自身は70とまずまずのスコアで4位タイに浮上していたが、コースを整える気のないツアー関係者を「がっかりだ」と斬り捨てた。
しかし公然と批判されたツアー側は黙ってはいなかった。すぐさまエルスに罰金(額は公表されていない)を課すことを決定。それを受けエルスは最終日のスタート前、同ツアーのチーフエグゼクティブ、G・オグレディに、行きすぎた発言があったと陳謝。
オグレディは「エルスは関係のあるすべての個人に謝罪するとともに、ツアー基金への寄付を申し出た。それを我々は受け入れた」と騒動の終結を宣言した。
ビッグイージーがぶち切れて罰金という、なんとも“らしくない”騒動。どうしちゃったんですか、エルスさん。
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