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ファンサービスには熱心なミケだが、シャッター音にはうんざり?
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タイガーの優勝や石川遼の米ツアーシードほぼ当確で話題となったメモリアルトーナメント。そうした派手な話題の裏で、フィル・ミケルソンが棄権していた。棄権の理由は「精神的疲労」だというが――。
メモリアル初日、一番多くのギャラリーを集めたのはバッバ・ワトソン、リッキー・ファウラー、ミケルソンの組。
ミケルソンは初日79を叩くと、精神的な疲労を訴え棄権した。米ツアーでは昨年から通話は指定エリアに限定、写真撮影はしないことを条件にギャラリーの携帯電話の持ち込みを認めている。そのため携帯の着信音やシャッター音で、しばしばプレーが中断。特にこの日の人気3人組は、心ないギャラリーの、途切れることのない携帯のシャッター音に悩まされ続けた。
棄権したミケルソン自身は言及していないが、バッバは「携帯電話がフィルを棄権させたんだ。悲しい、悲しいけど、携帯によって大会が台なしになるんだ!」と怒り露わ。
この事態を重く見た大会サイドは、2日目から撮影しようとするギャラリーの携帯を即座に没収する策に出た。
一方の携帯電話持ち込みを認めたPGAは、まだ何のリアクションもしていない。というのも、携帯の使用を注意するにしても警備員を増やすのには限度があるし、かといって持ち込み禁止にすれば入場者が減る恐れがあるからだ。
携帯電話の問題は日本ツアーにとっても対岸の火事ではない。今後が注目される。
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