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あとわずかの差で2位。惜しかった!
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今季メジャー2戦目の全米女子プロで、宮里美香が自己最高の2位を記録。1977年に同大会を制した樋口久子に迫る勢いだった。惜しくも優勝は逃したが、好調の理由を美香に聞いた。
――優勝したフォン・シャンシャンにあと2打でした。
美香 最終日の後半、パッティングが決まり出したので、もう少し早くバーディがきていたらと思うと少し悔しいです。パットがよくなったのは、最近、グローブの手のひらに「100」という文字を小さく書き入れてから。最終日は汚れていたので、書き直したほど100は大事な数字。
――なんの100ですか。
美香「一切迷いなく、100パーセント自信を持って打て」という「100」です。グリーン上でキャディのチャドと意見が分かれても、チャドから、打つ前に、「100パーセント信じて」っていわれました。自分の実力を信じることで、バーディを増やすことができたと思います。18番パーパットも、正直心臓はバクバクしていました。すごくいやな距離で。でも、ラインもイメージできていたので「100パーセント」自信持って打とう、強く打って外れたらしかたないと。ショートしたら相当後悔するので、しっかり打って入ってよかったです。
――不調からは完全復活?
美香 最終日前半のゴルフでは、ズルズル崩れるかもしれないと思ったけど、後半にナイスカムバックできたので、自分のプレーに納得しています。もう優勝に手の届くところまで来ているというのは、私自身成長しているのかなと。メジャーの2打差は正直あってないようなものなので。
――成長した部分はどこ?
美香 気持ちです。ゴルフに対する気持ち。前は結果ばかり求めていたんです。応援してくれる方の期待に応えたいからと、結果を出さないといけないとか、余計なことを考えて、守りに入っていた部分があったと思うんです。でも、「そりゃー私のゴルフじゃないな」と。もう一回自分のゴルフを見つめ直しました。そういう面で、気持ちの切り替えもできたのかなと思います。自信もつきましたし、次のメジャー、全米女子オープン(7月5~8日)が楽しみです。
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