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「不可能」の象徴、青いバラを手にするヒョージュ
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韓国内のキム・ヒョージュフィーバーが収まらない。史上最年少16歳で「サントリーレディース」を制し、韓国メディアに引っ張りダコだが、特に関心が集まっているのはその進路だ。
以前から9月の世界女子アマゴルフチーム選手権後に進路(プロ転向)を決めると公言してきたが、今回の優勝で状況一変。日本女子プロ協会(JLPGA)ではツアー優勝した選手にシード権が与えられるが、7月6日までにプロ申請すれば18歳以上となっているツアー会員資格を特例的に緩和するという打診が非公式で届いたという。
これに慌てたのが、韓国女子プロ協会(KLPGA)だ。今年4月の開幕戦に優勝して会員資格を有したヒョージュが来季1部ツアーに出るためには、シード戦を勝たねばならない。また韓国でプロ登録した場合は2年間国内ツアー専念規定もある。しかしヒョージュの日本進出を防ぎたいKLPGAがシード戦免除や2年間の国内ツアー出場義務規定の改定を検討しているのだ。
日本国内ではほとんど報道されていないが、韓国内メディアは「韓・日女子ゴルフ協会、ヒョージュ巡り火花散る競争」(『江原道民日報』)と連日、大々的に報道。「条件は日本のほうがよいだろうが、日本でプロ転向すれば、世界女子アマ選手権には出場できず、国内スポンサーもつきにくい」と、ニューヒロインの国内残留を説得している。
そんななか、ヒョージュは19~22日に行なわれた湖心(ホシム)杯アマチュア選手権で逆転優勝。同世代のアマたちに力の違いを見せつけたが、進路発言はなし。コーチ兼マネージャーのハン・ヨンヒ氏曰く、「JLPGAの期日までまだ時間が残っているし、KLPGAの規定改定の動きもある。じっくり考えて最良の選択をしたい」とのことだ。
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