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賞金女王も「やってしまった…」と反省しきり?
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服部真夕が逆転優勝を飾ったモンダミンカップ最終18番ホールでちょっとした“事件”が起きていた。
最終組の1組前で回っていた有村智恵。その時点で首位に立ち、沈めれば2位に2打差の4~5メートルのバーディパットをまさに打とうとしたとき、グリーン右手前のラフにボールが飛んできた。打ち込みそうになったのは最終組のアン・ソンジュで、有村を1打差で追撃していた。
有村は何ごともなかったかのようにパットしたが、ギャラリーから「あっ!」という声がもれたのは事実。
「エッジまで残り230ヤードを3Wで打ったのですが、距離的にも届かないだろうし、フライヤーのかかるラフでもないと判断し、打ちました……」とアン。
これをTVで観戦していたあるコースの競技委員は「故意であろうとなかろうと、結果は著しいマナー違反です。というのも、打ち込まれた球の危険性はもってのほかですが、競技ではボールの着地した音がイヤがられます。ゴルファーにはボールに対する“恐怖心”があるので、その着地した音に敏感に反応してドキッとしまうのです。ですから1打を争う試合では、打つ人は50ヤード手前に落ちるくらいの計算で刻まないといけません」。
ゴルフマナー研究家の鈴木康之氏も「プレーエリアの至近外周であっても、打ち込みです。音がしたのなら、ゴルフ規則第1章エチケットの『安全の確認』違反だけでなく、『他のプレーヤーの邪魔にならないように』違反でもありますね」。
また普通のラウンドのマナーについて「もし打ち込んでしまったら、前方へ駆けつけ謝罪を急ぐこと。謝るだけでなく、許しを得ることが大事です。よく前方に手を上げて『すみませーん』で、すませる人がいますが、前方に進み出て謝り、ハウスや食堂でもう1度頭を下げるのが、ゴルファーとしての社交性です」(前出・鈴木氏)
くれぐれも「まさか届くとは思わなかった」などと言い訳することは慎みたい。
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