週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 7/24号
2012/7/17更新

ミラクルショットで今季3勝目のタイガー
完全復活で全英も?

 36歳のタイガー・ウッズがAT&Tナショナル優勝で今季3勝目。158ページの特集でも紹介したが、米ツアー通算74勝とし、不可能だといわれていた歴代1位、サム・スニードの82勝へあと8勝と迫った。


ニクラスの持つ、メジャー最多優勝記録18勝まであと4勝だ

 タイガーが完全復活したのかについては「本物ですね。ここ数年見られなかったミラクルが今年は起きているのが証拠」と、テレビ解説者の佐渡充高氏は語る。

 例えば、2勝目のメモリアルトーナメント(ミュアフィールドビレッジGC)。最終日の16番、奥からのチップインや今回(コングレッショナルCC)の3日目、6番でのチップイン。「圧巻は最終日最終ホール(523ヤード・パー4)の2打目。池が左からグリーンをほとんど囲んだ状態。首位にいれば、普通、安全に手前に落としますよ。ところがタイガーは果敢にピンハイを狙ってつけた。このショットを見て、全盛期の強さに近づいてきたと確信しました。復活ですね」(前出・佐渡氏)

 ちなみに、タイガーの過去74勝を振り返ると、最も多く勝ったコースは全米やビュイック招待のトーリーパインズと、ベイヒルの7回。続いてミュアフィールドの5回。

 ベイヒルはアーノルド・パーマー招待と、パーマーの名を冠す大会。ミュアフィールドは帝王ジャック・ニクラスの主催するメモリアルの開催コースだ。タイガーが敬愛する二人の大会であり、タイガーはコースというよりこの大会に“燃える”ようなのだ。

 では、全英オープンとの相性は? 今年の舞台、ロイヤルリザム&セントアンズの全英にタイガーは2度(96年、01年)出場しているが、22位、25位と低迷している。

「3勝しているものの、ほかのメジャーに比べ全英とは相性が悪い。原因は風でしょう。ヘッドスピードが速すぎて、スピンのコントロールが難しく、風の抵抗を受けるのです。オールドコースで勝ったときは無風が奇跡的に続きました。今回も天候次第でしょう」と佐渡氏。結果はいかに?

 
【関連記事】
2012/ 6/26 1位になれなくたって年50億円稼ぐ“ゴルフ長者”タイガー
2012/ 6/26 36歳タイガー、ニクラスの目の前で73勝達成!
2012/ 4/24 もはや あ・うんの仲? タイガー、新相棒とのコンビで初V

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ会員権情報
ゴルフダイジェストの会員権情報です