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このスマイルが復調の秘訣だった
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日医工女子は韓国のジョン・ミジョンが優勝。難コンディションに多くの選手がスコアを崩すなか、ジョンを苦しめたのは、絶不調で苦しんでいた原江里菜。原復調の秘密は「スマイル」にあった。
原は08年のNEC軽井沢レディスに21アンダーで優勝。その年の賞金ランクは10位。しかし、翌年から成績は下降線をたどり、10年は賞金ランク82位でシード落ち。翌11年も74位で、ここのところQTの常連となっていた。
絶不調の原が打ち出した打開策は、なんとショット直前に、「ニコッと笑う」こと。日医工の2週間前、自律神経研究の第一人者、順天堂大学医学部の小林弘幸教授の門を叩き、自律神経を細かくチェックした。そこで「私の場合、口角を上げると、パフォーマンスがアップすることがわかったんです」(原)
ショットでもパットでも、口角を上げ、笑顔でアドレスに入るとベストパフォーマンスできることを知った原は、最終日に69をマーク。好調だったパットにも秘密があったそうで「パターはずっとグリップを握っているものですが、打つ前にはグリップ部分を握らないで、シャフトを握っていたほうが、私の場合、緊張しにくいんだそうです」(原)
08年以来のツアー2勝目まであと一歩に迫り、今回の2位で、獲得賞金も1700万円を超えて来季のシードを確定させた。
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