週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/24号
2012/7/17更新

日韓戦でシャツ出しの谷原さん、
プロはアマのお手本ですよ


スウィングするうちお腹が出ちゃって…、結果だらしなくなる?

 テレビで男子の日韓対抗戦を観たという読者から編集部に「日本の谷原がシャツの裾を中途半端に出してプレーしていてだらしない。マナー違反では?」という問い合わせがあった。

 たしかに、谷原は3日目、裾の前だけパンツの下に入れて後ろ側は外に出すという妙ないでたちでプレーしていた。試合を撮影していたカメラマンは「谷原は最初のうちはちゃんと裾を入れていましたが、シャツの丈が短いせいか、ショットの度にシャツが出てしまう。いちいち入れ直していましたが、毎ショットなので、そのうち面倒くさくなって前だけ入れるようにしたのでは」と話す。

 巷間では、ポロシャツの裾は“入れるもの”から“出すもの”へと流行が移行、定着してしまった。しかしゴルフ界のドレスコードは、シャツは入れる。リゾートコースやパブリックは別にして、メンバーシップコースにはJGAが配布しているポスターで、シャツの裾出しをイの一番に禁じている。

「たしかに今大会ではシャツが短いという理由があったようですが、へんな格好をしていたのは谷原だけですし、表彰式ではちゃんと入れていたのだから裾出しはマナー違反と本人も理解していたはず。国際大会の日本代表としてはいかがなものか、といった感じです。また藤本佳則が打ち終わったあとなどで、袖をまくって腕をむき出しにする仕草も気になりましたね。その点、韓国勢は満点マナーでした」(あるルールマナー研究家)

 谷原は2日目、試合が終わったあとも熱心に練習していた数少ない選手で、決してやる気がなかったわけではないだろう。しかし、プロはアマの手本とならなければならない立場だし、マナーの乱れは試合の緊張感を欠くことにもなりかねない。プロたちはゆめゆめそのことを忘れてはなるまい。

 
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