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「あのピンクの人が撮ってます!」と遼
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「あのピンクのシャツの人、連続写真撮ってる」と石川遼がアドレスを解いてクラブで件の人物を指し示す様子がテレビ画面に映し出されたのは、セガサミー3日目18番ホールのことだった。
この日だけでも石川遼がギャラリーのシャッターで仕切り直したのは3回もあったように、同様のマナー違反にプレーを妨害されることは珍しくない。
そんな傍若無人なギャラリーに対して、石川のキャディや帯同トレーナー仲田健氏が注意を呼びかける場面を会場で見かけることがしばしばある。しかし、この週はたまたま仲田氏が同行しておらず、石川自らが行動に出た格好だ。「注意すると『お前は誰だ!』とか『金を払って見に来ているんだから』と逆切れされることはしょっちゅうですし、殴られたり、お酒を浴びせられたりしたこともあります。遼くん自身が注意することは、これまでにもありましたが、テレビに映ったのは初めてかもしれません」と仲田氏。
5月末からの5試合に及ぶ米国遠征では、加藤キャディと仲田トレーナーは石川に同行していなかった。その理由の一つとして、父の勝美氏は、「遼があまりにも身の回りことなど、自分でやるべきことを人に頼りすぎているところがあったので、なるべく独り立ちさせるという意味もありました」と説明していた。
米ツアーでは、当然のことながら選手自身がマナー違反のギャラリーを直接注意するし、そんなシーンがテレビに映るのも日常茶飯事。石川の直接注意は米ツアー流で、かつ父の独り立ち作戦の成果かもしれない。
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