週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 7/31号
2012/7/23更新

セガサミー、勝ったのは
またまた読めない男の子、李京勲

 男女とも、順位表を見れば外国勢の名前がズラリ。先日のセガサミーカップを制したのは「李京勲」で、読み方はイ・キョンフン。20歳と若く、またまた新たなコリアンパワーが登場した感があるが、韓国ゴルフ界ではその名が知られる有望株だ。




 父親が営む食堂の横にゴルフ練習場ができたのがきっかけで、小6からクラブを握り、高2で代表常備軍に選ばれ、高3で韓国アマゴルフ界の頂点といえる国家代表入り。10年広州アジア大会では、団体で金メダルにも輝いた。

 11年にプロ転向し、主にワンアジアツアーに出場。東南アジアや中国、さらには韓国プロゴルフ協会(KLPGA)主催の大会に出場しながら腕を磨いてきた。

 そして昨年12月にJGTOのQスクールを受験し、トップ合格。今季から日本ツアー参戦しているが、その先には壮大な野望がある。

「JGTOで成績を残せば、世界ランクも上がり、WGCなどメジャー大会にも出場できる。それが日本進出を決めた一番の理由ですし、日本で経験を積み、将来は米ツアーで戦いたい。世界の舞台でローリー・マクロイを下してみせます!」

 同世代のマクロイに対抗心を燃やし、世界を視野に入れた日本進出だったわけだが、さらに「キム・キョンテ、ベ・サンムン両先輩たちのように日本で賞金王を獲得して、アメリカに進出したい」とも語っているイ。セガサミーで優勝し、賞金ランクでも2位に浮上したことで、その言葉が現実になる可能性も出てきた。

 気の早い一部の韓国メディアでは、「韓国人選手の日本ツアー3年連続賞金王の可能性が見えてきた」と報じるところもある。韓国人のイへの期待は高まるばかりのようだ。

 
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