通算4オーバー18位タイまでの24人がライセンスを手にした今年の女子プロテスト。笑うものあれば泣くものあり。113人のうち89人がプロとアマの間に立ち塞がる“厳しい壁”を思い知ることとなった。
昨年、通過確実といわれながら不合格に泣いた“美人ゴルファー”と評判の森美穂(19)。今年も満を持して挑んだが、初日いきなり3オーバーを叩いて出遅れ、2日目も1オーバー。最終日はとどめの5オーバーで、通算9オーバーの55位タイ。2年連続の不合格となってしまった。
ホールアウト後の森は何とか落ち着くと、下を向いたままポツリ、ポツリ。「今日1日、結果は考えずに目の前の1打に集中しようと思っていて、今の自分の最善を尽くすことだけを考えたのに、なんでですかね」と、いって絶句。あふれる涙がとまらなかった。今後についてたずねると「今はちょっとわからないです」というのがやっとだった。
一方、1週前に姉の木戸愛が初優勝を飾ったことで、一気に注目が高まった妹の木戸侑来(ゆきな・18)も不合格。通算3オーバー28位タイで最終日を迎え、チャージを誓って臨んだが、5オーバーの大叩きで43位タイと撃沈。
「精いっぱいやった結果がダメだったので、すごい悔しいけど頑張るしかないので……」と号泣。「3日間、パットは完璧といえるくらいだったのにショットがほんとにダメでした。バーディがとれるとは思えないほどで、パーセーブがやっと」と、厳しい結果にショックを隠せない様子だった。
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