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思わず細川、アリにありがとう?
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フジサンケイクラシック初日、ベテランの細川和彦は人生初のアリの巣を体験した。
18番、細川がグリーンを狙ったボールは左のガードバンカーへ。そのボールを見ると目玉とは違う、何だか穴にスッポリと入ったような状況。競技委員が協議した結果、アリの巣であることが判明。「ゴルフ規則25-1」の「異常なグラウンド状態」とジャッジされ、バンカー内の1クラブレングスにドロップできる救済を受けて、細川はこのホール、パーセーブでことなきを得た。
この「異常なグラウンド状態」、最近ではイノシシが芝の下にいるミミズを狙って掘り返したり、もぐらによる土の盛り上がりなどが散見されるが、アリの巣は珍しい(これらの状態はローカルルールで定める)。「前日、バンカーレーキでならしたときにはアリの巣はありませんでしたから、アリは1日で巣をつくるのですね。すぐ殺虫剤で処理したのですが、次の日もほかのバンカーで見られました。今年は暑くて雨が少ないせいか、例年よりアリの巣が多いですね。バンカーだけでなく、樹木の根元にあちこち巣をつくっていますから……」(開催コースの富士桜CC)
細川は2日目にアリの巣ならぬ、本物の穴(ホール)に1発でいれるエースを達成。この週は、どうもホールに縁があったようだ。
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