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初Vを決め、感激の永井
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マンシングウェアでプロ11年生の永井奈都が悲願の初優勝。北田瑠衣(30)や馬場ゆかり(29)と同期の30歳、いったいどんなプロなの?
永井は10年前の02年にプロテストに合格。9歳から父の手ほどきを受けたという練習場は森田理香子の実家。生まれも育ちも京都で、いまも京都弁丸出しで話す。
「理香ちゃんの洛東ゴルフ(練習場)は中学生までやったけど、よく行ってました。でも理香ちゃんはなんであんなに飛ぶんかなぁ?」(永井)
ドライバーの平均飛距離が220ヤードの永井は、森田と同組になると、50ヤード以上置いていかれるという。
女子ツアーでも飛ばない部類の永井が、今年初めて参加した仲田健氏らのグアムトレーニング合宿で、少しだけ飛距離アップに成功した。
「スゴイ人たち(プロ野球選手ら)のトレーニング見て、頑張りが足らんと気づきました。練習量も増えて、飛距離もちょっと伸びて、ゴルフがちょっとラクになりました」
飛距離はないが、方向性には自信を持っている永井のスウィングはじつに個性的。“お祓い打法”とか“V字打法”などと揶揄されることもある。
「自分のスウィングがそんなにヘンと思ってなくて。プロになってみて『こんなに違うんや』と思いました。でもいままでずっとこれでやってきたんやし……。勝ててよかったです」
今季は、斉藤愛璃(22)や木戸愛(22)ら、若手の優勝が目立っていたが、30歳の優勝は、日本人のなかでは最年長。
遅咲きのプロが“長い夏”の終わりに、ひと花咲かせた。
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