日馬富士(はるまふじ)が二場所連続全勝優勝し、横綱昇進を決めた。朝青龍に白鵬と日馬。モンゴル人横綱はいずれもゴルフが大好きらしい。
大相撲とゴルフ。かけ離れているようで、実は近い部分も。いずれも1プレーにかける集中力が必要で、練習の量と質が、そのまま結果に出る。共通性を感じているからか、ゴルフを愛好する相撲取りは少なくない。
モンゴル勢もそうだ。横綱白鵬、前頭旭天鵬、朝赤龍らは時間を見つけては、クラブを握っているという。母国モンゴルにもゴルフ場はあるが、寒冷地のため、開場期間は短く、プレーするのはもっぱら日本のゴルフ場だという。
元々は元横綱・朝青龍がゴルフにはまり、モンゴルの後輩力士らに「ゴルフやろうぜ!」と呼びかけたことに始まる。09年には夏場所開幕2日前に、朝青龍らモンゴル力士9人によるコンペが行われ、日本相撲協会幹部やマスコミから「場所直前の大事な時期にけしからん。緊張感がない!」と非難され、世間のひんしゅくをかった。
白鵬も横綱昇進後、ゴルフにハマった。九州場所で利用する宿舎の家主がゴルフ好きで、敷地内にはバンカーがあり、朝稽古後、すぐにクラブを握ったこともあった。100切りにもそう時間はかからなかったという。
今回、横綱に昇進した日馬富士は、これまでは所属の伊勢ケ浜部屋のコンペに出る程度だったが、今後はプレー機会も増えるはず。133キロと軽量ながら番付を駆け上がった28歳。土俵で見せる運動神経、集中力がコースでも出せれば、たちまちゴルフも上達しそう。そのうちゴルフのしすぎで、ゴルフに“ハマる富士”といわれるかも。
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