横浜CCで開催された日本女子オープン。大会前は、05年にすぐお隣の戸塚CCで開催された同大会の空前のフィーバー(宮里藍が優勝)の再現となるか、と期待を込めて囁かれていた。さて、どうだった?
結果は、フィーバーとまではいかなかったものの、大会は大人の盛り上がりを見せた。
要素はいくつか。まずは木戸愛への注目。身長172センチで、どんな外国人選手と並んでも見劣りしないスタイル。ミニスカートやショートパンツにハイソックスというファッションがハマり、それでいてどこか慎ましやかな所作。オジサン、オバサンにも、若者にも「かわいい」と大受け。最終日は宮里藍と二分するギャラリーを連れていた。
さらに、開催地の土地柄である。横浜は幕末以来、わが国の西欧文明の窓口であった。それに加えて、横浜CC近辺は、少し前の新興住宅地でニューファミリーといわれる、政治的にリベラルな家庭が多かったことも要因の一つだろう。「藍ちゃんだけ」といった偏った声援の仕方ではなく、よいプレーをした選手には「ナイスショット!」と分け隔てない声援をおくっていた。
小さな子どもを連れた親が、プレー中に子どもが騒がないようしっかり目配りする姿も。成熟したギャラリーの品のよさが、メジャー大会を静かに盛り上げた。
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