元世界女王ロレーナ・オチョア(メキシコ)が、欧州女子ツアーのラコステレディースで2年半ぶりに競技復帰した。
優勝争いに加わることはできなかったが、4日間通算1アンダーは出場78人中22位タイとブランクを感じさせないハツラツとしたプレーが印象に残った。
勝ったステイシー・キーティング(豪)とは13打差。それでも本人は「楽しむのが第一の目的だったので、それは達成できました。ミスもしたしグリーンには悩まされたけれど、素晴らしい一週間でした」と現役時代と変わらぬ人懐っこい笑顔を浮かべた。
大会スポンサーのラコステとはデビューの頃からウェア契約を結んでおり、昨年も参戦を打診されていたが、妊娠を理由に断った経緯がある。
しかし今回は来月8~11日に迫った自身主催のロレーナ・オチョア招待(米女子ツアー)への「肩ならしもかねて」出場を決意。
「飛距離も落ちたし、グリーン周りのタッチもいまひとつだった」と愚痴をこぼしながらも、久々の競技ゴルフを元女王は心から楽しんだ様子だった。
多くのファンから「ツアーに帰ってきて」と熱烈なラブコールを送られ「うれしい」と感謝するも、いまのところ本格的な現役復帰の可能性は否定。
「私の今のパッションはオチョア基金の活動」と、恵まれない子どもや母国メキシコのゴルフ発展のために全力を尽くす所存だとか。
オチョア招待で本人がどんなプレーを見せてくれるか注目だ。
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