アイアン用スチールシャフト「NSプロ モーダス3」(日本シャフト)が、2年足らずで販売累計20万本を超えた。池田勇太をはじめ、使用プロも多く、プロアマのあいだで使用者を増やしている。
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モーダスは“要素”という意味
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モーダス3は、110グラムを超える重量級シャフト。対象はパワーのある上級者が多い。
スチールシャフトは、発売から32年を経過したロングセラー「ダイナミックゴールド」、ミケルソンやマクロイらが使用する「ライフル プロジェクトX」など米国ブランドのシェアが高く、国産の「モーダス3」は後発にあたる。
12年間の累計が3100万本という日本シャフトの大ヒット軽量スチール「NSプロ950」に比べると、モーダス3は販売規模は小さいものの、大手メーカーのアイアンにはほとんど標準採用されておらず、ゴルフ工房などでの取り扱いがメインであるということを考えると、ゴルファーの高い支持を得ているといっていい。
「累計20万本という数字は目標を上まわることができました。性能面でも評価いただき、ユーザーに重量スチールという新しい選択肢を提示できたと思っています。モーダス3は北米市場を視野に開発したモデルなのですが、にもかかわらず、現状は販売の8割が日本国内なので、その点は物足りないところです」(営業部・栗原一郎氏)とのこと。
ウッド用では、すでに海外のトッププロをはじめとして、国産メーカーのシャフトが世界的に使用されている。アイアン用シャフトの分野でも日本発のブランドがシェアを拡大できるのか、注目されるところだ。
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