週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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有村と上原
ともに米ツアーQTファイナルに進出

　米女子ツアーの来季出場権を得るため、セカンドQT（米国、10月9～12日）に挑戦した有村智恵と上原彩子。70位以内がファイナルに進出できる条件で、有村は40位、上原は54位と順当にコマを進めたが……。

　QTが行われたフロリダから、トンボ帰りで翌週開催のマスターズGCに元気な姿を現した有村。しかし、40位という結果に対しては不満を口にした。「これがセカンドQTでよかったです。特有のバミューダ芝に対応できず、自分の引き出しでは、まだまだ下手だと実感させられました」

　20位以内の選手にツアーへの出場権が得られるファイナルQTは狭き門。1カ月前に課題が見つかったとはいえ、同時に日本の賞金女王も狙っている有村にとっては、日本ツアーにも集中しなければならず、課題を克服するための時間は短すぎる。

「ミズノクラシックで優勝できれば……」と、ファイナルQTを受けることなく、米ツアーの出場権と女王への足固めと、両方ゲットしたいというのが本音だろう。

「もう歳だから、最後のチャンスをつかみたい」と来年30歳になる上原彩子もセカンドQTに挑戦。54位で、有村同様ファイナル進出を決めた。

　ファイナルQTは、11月28～12月2日にフロリダで行われる。現在、米ツアーで活躍する日本勢は、宮里藍、宮里美香のW宮里と上田桃子。藍の高校の後輩有村とW宮里の沖縄の先輩上原は1カ月後に夢をつかめるか。

　
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