日本でブリヂストンオープンが行われていた週、石川遼は「韓国オープン」に参加し、7位だった。そもそもこの韓国オープン、どんな大会なのだろうか。
今年で55回目を迎えた同大会は、韓国最古の歴史をもち、別名“ナショナルタイトル”とも呼ばれる歴史ある大会。
58年の第1回大会は出場選手わずか11名。そのなかで唯一の外国人だったアメリカのチャールズ・ムーディが優勝。62年は中村寅吉が制している。
大韓ゴルフ協会と現在も冠スポンサーを務めるコーロン社が主催者となった90年代からは、スコット・ホーク、ニック・ファルド、セルヒオ・ガルシア、ジョン・デーリー、バッバ・ワトソン、ビジェイ・シン、ローリー・マクロイなどが招待出場し、昨年はリッキー・ファウラーがプロ初優勝を果たしたことでも知られる大会だ。
近年はY・E・ヤン、ベ・サンムンら自国選手の活躍も目立ち、今年は高校、大学時代にアマながら同大会を制したキム・デソプが3度目の優勝。
そんな大会に、09年以来2度目の招待選手として参加した石川。31名の外国人選手中、唯一、大会ポスターに起用されるなど注目度も大きかったが、パットに苦しみ、1オーバーの7位に終わった。これには韓国メディアもガッカリ。「日本のゴルフスター石川遼、韓国オープンで灸をすえられる」(インターネットニュース『NEWS PIM』)と報じられ、プレーよりも婚約者同伴で来韓したことのほうが大きく取り上げられたほどだった。
※データは10月22日現在
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