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どうする、松山くん?
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VISA太平洋で2連覇を狙ったアマチュアの松山英樹(東北福祉大3年・20)。プロ転向かアマ継続か、去就が注目されている。
4日までタイで行われたアジアアマで3連覇を狙ったが惜しくも4位に終わり、優勝者に与えられる来年のマスターズ切符獲得はならなかった。
この結果を受けてがぜん注目を集め始めたのが松山の進路だ。この大会で勝っていれば、少なくとも来年4月のマスターズまではアマとして活動する必要があった。だが、最大の目標としてきたマスターズ出場が消えたことで、早期のプロ転向が選択肢として浮上してきたのだ。
帰国した松山は、前年覇者としてVISA太平洋に出場。「アジアアマで勝つことしか考えてなかった。シーズンが終わってから、監督とも話し合いたい」とだけ語った。
昨年のツアー優勝で得たシード権は来シーズン終了までのもの。その権利を有効活用するには早期のプロ転向が望ましいのは確かだ。一方で松山の実力を考えれば、慌てる必要はないという意見もある。
東北福祉大の阿部靖彦監督も、最終学年となる来年は松山に部の主将を任せる意向を示していて、アマ継続に十分な可能性を残している。VISA太平洋で初めて松山と同組で回った中嶋常幸は「彼を見ていると向こう側に世界が見える。それだけ大きなスケールを持っている」と20歳の大器を評価しつつ「常識的に考えてプロになるのは時間の問題。彼がなろうと思えば、それがプロになるとき。周りがとやかくいうことじゃない」
プロ転向か、アマ継続か。日本の最強アマはどんな決断を下すのだろうか。
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