米のステイシー・ルイス(27)が先のミズノクラシックに優勝し、賞金女王に望みをつなぐとともに、成績をポイントに換算して競うプレーヤーオブザイヤーに王手をかけた。
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93年以来の米国人賞金女王が期待される
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「アニカやウェブ、オチョアが長いことトップに君臨してきたから、賞金女王は93年のベッツィ・キング以来、プレーヤーオブザイヤーは94年のベス・ダニエル以来、米国人がいないんですよ」と自嘲気味にルイスは語る。
賞金ランキングは目下トップを走るパク・インビ(韓)におよそ3000万円差でルイスが2位。残り2試合で逆転するにはかなりハードルが高い。
一方のプレーヤーオブザイヤーはルイスが現在214ポイントで1位。2位のパクに58ポイント差をつけており、パクが連勝してルイスが下位に沈むことがない限り、ルイスがアメリカ勢として18年ぶりに同タイトルを獲得する可能性が高い。
それにしても、両タイトルが20年近く出稼ぎ勢に独占されてきたとは。岡本綾子が外国人として初の米賞金女王に輝き、世界の耳目を集めたのが87年。その5年後から、今日まで米国人の女王が出ていないことになる。
「なぜ、アメリカ人は弱い?なぜ外国勢がツアーを席巻している? など、どこに行っても同じことばかり聞かれます。正直もう、この手の質問はうんざり。この風潮をガラリと変えて、強いアメリカ復活を目指すのが私の使命だと思っています」とルイス。
ミッシェル・ウィが期待を裏切り、16歳でツアー優勝を飾ったレクシー・トンプソンもいまひとつパッとしない。アジア勢を打ち負かすような若手が育つまで、27歳のルイスがアメリカの屋台骨を支えるしかないのかも。
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