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370万ユーロ+805万ドルの男
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ローリー・マクロイが米ツアーの賞金王に続き、欧州ツアーでも最終戦を待たずに賞金王を確定させた。W賞金王は昨年のルーク・ドナルドに続き史上2人目。若き世界ナンバーワンにまたひとつ勲章が増えた。
バークレイズシンガポールオープンで単独3位に入ったことで、目下2位のピーター・ハンソンに130万ドル(1億円強)以上の差をつけたマクロイ。残り2試合でハンソンが連勝してもマクロイの獲得額には届かないため、マネーキングの座が決定した。
「賞金王は、ここ数年獲れそうで獲れなかったから、遂にやったという感じ。ヨーロッパで賞金王を獲れたことに大きな意味があります」と、達成感をにじませたマクロイ。
09年はリー・ウエストウッドに次いで2位、11年はドナルドに次ぐ2位に終わり、悔しい思いをしただけに、喜びもひとしお。
「今年は2つ目のメジャー(全米プロ)を獲れたし、自分にとっては手応えのある素晴らしいシーズンでした。今回のW賞金王でそれが最上級のシーズンに格上げされました。コリン・モンゴメリーは賞金王に8回輝いているのに対して、自分はまだたった1回。そう考えるとやるべきことはたくさんあります。でもいまはナンバーワンとして新しいシーズン(2013年)を迎えられることの喜びのほうが大きい」
欧州での獲得賞金はおよそ370万ユーロ(約3億7000万円)、米ツアーで稼いだ805万ドル(約6億5000万円)と合わせると、23歳にして賞金だけで年間10億以上を手にした計算になる。
来季の目標は「メジャー獲りが一番。2番目にW賞金王」。メジャーに勝てば、当然賞金王のチャンスも広がる。浮き沈みの激しいゴルフ界、マクロイの長期政権はなるか。
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