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女子ツアーシード確定！
笑った人、泣いた人。元女王の3人も陥落

うれしい今季初V、初シード組。右が成田。

　エリエール終了後、永久シード権を持つ不動裕理を除く上位50人（ランク51位まで）の来季シード権が確定した。

　開幕戦でいきなり優勝した斉藤愛璃（44位）と、終盤に勝った成田美寿々（26位）のルーキー2人の活躍が目立ったが、ほかにも酒井美紀（36位）、カン・ヨウジン（40位）、福田裕子（42位）、菊地絵理香（43位）、穴井詩（45位）、野村敏京（51位）の8人がうれしい初シード組。

　一方で、元賞金女王3人を含む9人がシード権を手放した。涙を飲んだ元女王は、日米両ツアーをまたにかけて戦った上田桃子（80位）、肩の故障を抱える大山志保（63位）、ベテラン福嶋晃子（96位）の3人。昨年、結婚した福嶋は今季出場13試合と、試合数をセーブしていたこともあってのシード落ちとなった。

　そのほか、ニッキー・キャンベル（54位）、イエ・リーイン（58位）、青山加織（61位）、大谷奈千代（66位）、イ・ジウ（71位）、イム・ウナ（84位）の9人がシード落ち。永井奈都（31位）、一ノ瀬優希（33位）、原江里菜（38位）ら3人はめでたいシード復帰となった。

　ちなみにシード選手50人の平均年齢は26.7歳。昨年の27.0歳からさらに若返り、史上最年少記録を塗り替えた。

　若い選手の引退劇もあった。03年マスターズGCでの優勝経験もある30歳の竹末裕美と35歳の赤堀奈々が、それぞれ故障と体力の限界を理由に、今季限りで現役引退を表明。

　一旦、プロのライセンスを獲得すれば、会費さえ払い続ければ生涯プロゴルファーでいられるだけに、以前は引退するプロは珍しかった。だが昨年古閑美保、米山みどりの2人が引退したように、近年はジュニアから活躍する選手が多いため、若くして燃え尽きたり、30歳以降のセカンドライフを考えたりする選手が増えているようだ。

　
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