個性派ミゲル・アンヘル・ヒメネスが欧州ツアーの史上最年長チャンピオンに。ツアー24年目のベテランの長続きの秘訣とは?
ロン毛とひげがトレードマークのヒメネスが優勝したのはアジアンツアーとのジョイントで行われた香港オープン。過去2回の優勝歴がある相性のよい大会だが、今回の優勝は特別。なにしろ48歳318日という最年長優勝記録を樹立したのだから。これは11年前アイルランド出身のデス・スミスの48歳34日の最年長記録を10カ月近く更新するもの。「大好きなことをやり続けて稼がせてもらっているんだから、本当に自分は幸せだね」と、通算19勝目に笑いが止まらなかったヒメネス。うち12勝は40代になってからだというからまさに“中年の星”。
表彰式では「こよなく愛する」葉巻片手に、トロフィを掲げるパフォーマンス。「若さの秘訣? そりゃあなんといってもリオハワイン(スペイン産の高級ワイン)と葉巻でしょう。僕の関節の潤滑油は高級なオリーブオイル、血管にはリオハワインが流れているんじゃないかな(笑)。だから50歳手前でこれだけ柔軟性を保っていられるのさ!」
優勝を争ったのはツアー最年少優勝記録(17歳188日)保持者のマテオ・マナセロ。香港オープンの前週シンガポールでツアー3勝目を挙げた19歳の追撃を振り切った48歳の快挙には頭が下がる。
ヒメネスは、これで向こう2年間のシード権を獲得し、シニア入りまでレギュラーツアーという最高の“稼ぎ場所”を確保した。
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