テーラーメイドの新アイアン「ロケットブレイズ」が今月1日、世界同時発売になった。このアイアン、大ヒットとなったロケットボールズ(RBZ)のフェアウェイウッドとユーティリティに採用された“スピードポケット”という溝を採用し、発売前から話題になっていたモデルだ。
RBZのFWはダスティン・ジョンソンなどの契約プロが大きく飛距離を伸ばしたこともあり、ツアーでも契約外の使用プロが急増した。アマチュアゴルファーのあいだでも人気となり、一時は生産が追いつかないほどだったという。スピードポケットとは、飛距離アップのためにソールに施された溝。ウッドに続きアイアンにも同様の構造を採用し、飛距離増を狙ったというわけだ。
テーラーメイドによれば、飛躍的な進歩を遂げているウッドに比べると、アイアンはそれほどではなく、ウッドとアイアンとの飛距離差が広がっている。そこで、その差を埋めるアイアンを目指し、飛距離性能を高めたモデルを開発したという。具体的には、フェース下部でヒットするゴルファーに対し、スピードポケットが、反発係数を向上させ、スピード低下を抑えると働きをするという。
来年2月には「ロケットブレイズツアー」、3月には「ロケットブレイズマックス」と、矢継ぎ早にラインナップ予定。すべてスピードポケット搭載だ。FWの躍進に加え、もともとドライバーの使用率の高い同社だけに、新しい“溝アイアン”がどれだけ受け入れられるか、注目だ。
【関連記事】
2012/12/18 ルーク、藤田、谷口。職人プロ監修“通好み”アイアン
2012/08/14 上半期売れ筋ランキング、1位はやっぱり…
2012/06/05 ドライバーより飛ぶと評判のFWがプロのあいだで引っ張りだこ
|