ツアーで稼いだ賞金とエキシビションなどのイベントで稼いだ金額(米ツアーのフェデックスカップの副賞金は除く)の合計でランクづけをする年度別ゴルフ賞金番付。12年の稼ぎ頭はやはりローリー・マクロイだった。
かつてタイガーが君臨していたその地位を奪ったのは、昨年欧米ツアーでW賞金王に輝いた若きマクロイ。昨年1年間の獲得賞金が1130万ドル強だというから、およそ1年で10億円を14本のクラブで稼ぎ出した計算になる。
しかし、この数字にはスポンサーの契約料やCM出演料、アピアランスフィ(招待試合に出場した際に支払われる出演料)は含まれておらず、それを合わせたら、いったいいくらになるのだろうか。
マクロイ1位は誰もが納得するところだが、同番付2位にランクインしたのは意外な人物。米ツアーでの優勝は1回だけだが、シーズンオフにトルコで行われたエキシビションに勝って破格の150万ドル(約1億3000万円)を獲得したジャスティン・ローズがトータル789万ドル(約7億円)を稼ぎ出し、2位に食い込んだ。
3位は、シーズン3勝を挙げた復活タイガーで738万ドル(約6億5000万円)。4位は一昨年のW賞金王、ルーク・ドナルドと続く。ちなみにゴルフ賞金番付が掲載されたのは、毎年この時期に発行される『ワールド・オブ・プロフェッショナル・ゴルフ』。発案者はスポーツマネジメント会社最大手IMGの創始者、故マーク・マコーマック氏である。果たして将来、石川遼がこの番付のトップ10に顔を出すことはあるのだろうか。
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