17歳の和田章太郎くんがハワイパールオープンで4位タイに入り、ローアマを獲得した。宮本勝昌とともに日本人最高位となった和田くんとはどんな少年?
福岡第一高の2年生で、これまでの実績は10年九州ジュニア優勝、12年日本アマ出場(53位タイで決勝に進めず)など。同学年で、昨年プロ転向した伊藤誠道ほど目立ったゴルファーではなかったというのが実際のところ。
だが、パールオープンでの和田くんの戦いぶりは堂々たるものだった。シニア、レギュラーのプロ、アマチュア、女子プロまで同じティで戦う歴史あるローカル試合。この大会を契機に飛躍した日本人選手も多く、藤田寛之も91年にローアマに輝いている。和田くんは3日間通算6アンダー。4位タイでローアマ&日本人最高位。室田淳(10位)、上井邦浩(11位タイ)らより上位の成績だった。
和田くんは3日間通算6アンダー。4位タイでローアマ&日本人最高位。室田淳(10位)、上井邦浩(11位タイ)らより上位の成績だった。
話題の「桜美式」レッスンを福岡で展開、和田くんの師匠の篠塚武久氏に聞くと「彼のいいところは、のんびりした性格。試合でもあがらないようです。『松山英樹みたいだ』なんていわれてますよ。技術的にはまだ荒削りなところがあり、ボギーを減らすのが課題ですが、このままのびのび成長してくれればいい選手になれるはず」と期待を込める。
年内にQTを受け、プロ転向を考えている和田くんにとって、大きな経験と自信になったパールオープン。「少しずつですが成長できています。日本と違う芝でのアプローチの大切さと、風の強いところで球をコントロールすることについて勉強しました」(和
田くん)。来年はプロとして、ハワイの舞台に立てるか。
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