パク・インビの優勝で幕を閉じた米女子ツアー第2戦ホンダタイランドで珍事が起きていた。
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「疲れます……」by 桃子
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まず、選手たちを悩ませたのはタイ人ギャラリーのマナー。ところ構わず携帯で電話をかける、写真を撮るの狼藉放題。そのため集中力を削がれ、アドレスを仕切り直しするプレーヤーが続出した。
藍や美香もこうした“携帯被害”に遭遇。珍しく藍がイライラするシーンもあった。
しかし、最大の珍事に見舞われたのは上田桃子。同伴競技者がラウンド中に怒鳴り合いの大げんかをするという前代未聞の事件に巻き込まれのだ。
大会3日目、桃子のパートナーは個性派で知られるフリエタ・グラナダ(パラグアイ)とキャロライン・へドバル(スウェーデン)。2人ともやや神経質なところがあり、序盤からプレー中の相手のちょっとした行動にお互いイライラを募らせていた。
そして険悪なムードに拍車をかけたのが13番で競技委員からスロープレーの警告を受けたこと。娘のバッグを担いでいたグラナダの母親が歩測をしていると、その方向に向かって打とうとしていたヘドバルが「邪魔だ!」と激昂。するとグラナダも「母親を侮辱するな!」と激怒。声を荒げて応戦したという。
しまいにはお互い泣き出したとあって、桃子は「こんなの初めて。最悪でした」と疲労感を滲ませた表情。結果も52位タイとふるわなかった。
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