RRドネリーを制し、2週連続優勝となったステイシー・ルイス。一時は“砂”に泣いたが、最後は“砂”に救われていた?!
3日目16番、ルイスはキャディのトラビス・ウイルソンがバンカー内で砂のテストをしたとして、終了後に2打罰を食らった。キャディがバンカー内でひざを屈伸するような行為をし「足の裏で砂の触を確かめていたのでは」とTV視聴者から指摘され、ラウンド終了後、競技委員がビデオで視認した結果のことだ。
つまり13-4a「ハザードの状態をテストすること」の違反により、2打罰が課せられたのだ。これで首位の宮里藍に4打差をつけられ、ピンチに。
「プレーヤーにはスタンスをとるとき、シューズを埋めて足場を安定させる行為は認められています。ただ深くもぐらせて、また元に戻すとなると砂のテストとみなされかねませんが。この場合、一心同体ながらプレーヤーでないキャディが、紛らわしい行為をしたということに対するペナルティでしょう。でも悪意はなかったというルールの性善説にのっとっての2打罰で、本来なら失格になってもおかしくないところ」(ルール研究家・石井米二郎氏)
しかし、ルイスは最終日、今度は“砂に救われる”のだ。16番で、首位の宮里藍が2打目を引っかけてブッシュに。アンプレヤブルでドロップしたライはコースの立地するアリゾナ砂漠の“砂”地。藍はそこからグリーンオーバーしてダブルボギーを叩き優勝はルイスへ。2ペナついても優勝。さらに世界ランクも1位へとノリノリのルイス。砂をめぐる幸運、2度あったのでサンドあるかも?
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