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“山田パター男”ギブソンが中クラに来る

　５月２日から始まる中日クラウンズ（名古屋ＧＣ和合）に、昨年米２軍ツアーで１ラウンド「55」の世界最少スコア記録をたたき出し、ギネス記録を更新したライン・ギブソン（豪）が出場する。

オバマの“おねだりパター”としても有名に

　中日クラウンズといえば、３年前に石川遼が「58」を出し、ギネス記録を生んだ大会。そこへ今度は「55」の＂新ギネス男＂が乗り込んでくる。

　同記録は１年前の５月、無名プロが参加するラビットツアーで生まれたもの。そのときギブソンは「打つパットすべてが入った」とコメント。その結果、彼が使っていた山田パター工房の『エンペラー』というパターがクローズアップされ、オバマ大統領が安倍晋三首相に“おねだり”したことで一躍、世界的な脚光を浴びることとなった。

　ギブソンは山田透氏（山田パター工房代表）が１年間指導した豪州人コーチから山田氏考案のパッティング理論を学んだ、いわば孫弟子にあたる選手。

　その来日に山田氏は「そりゃあ注目もすれば期待もしていますよ」とひと言。ギブソンは昨年、米ツアーのＱＴに失敗。パッティングの基本を忘れているのでは、と山田氏は気を揉んでいるようだった。

　さて、中クラで「55」の実力は発揮されるのか。遼のコースレコードを破るか、がぜん、注目されそうだ。

　
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