週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 6/11

2013/6/4更新

欧州ツアーＶのお坊ちゃまくん、ユーライン。
武器は飛距離とパパのクラブ？

　欧州ツアー、マデイラアイランドオープンで初勝利を飾ったピーター・ユーライン（23）はタイトリスト、フットジョイなどをかかえるアクシネット社ＣＥＯの御曹司。もちろん、全身アクシネットで固めている。

　今季ヨーロッパを主戦場に戦う米国人のユーライン。初Ｖはツアー参戦16戦目。２位からスタートした最終日、バック９で３連続を含む４バーディを奪って、逆転優勝し、「最高に気持ちいい！」

　学生時代は米オクラホマ州立大学ゴルフ部のエースとして活躍。２０１０年には全米アマチャンピオンに輝き、すぐにでも米ツアーデビューかと思われていた。しかし大学卒業後「ひどいスランプに陥りゴルフを続けたいのかさえわからなかった」。そんなときに父から「ゴルファーとしてだけでなく人間として成長するにはヨーロッパにいくべき」との助言を受けた。

　マデイラアイランドでは「９１３Ｄ３」ドライバーを相棒に、４日間のドライビングディスタンス平均３１９ヤードをマークし、部門別ランキング１位。この飛距離は大きな魅力で米ツアーでも＂待望論＂が起こっているという。

　ちなみに、アクシネット社は、2011年に韓国フィラ社に買収されているが、本社（マサチューセッツ州）や経営体制は変わらず、CEOもユーラインの父、ウォーリー・ユーライン氏で変わっていない。